頭はどちら?尾はどちら?
さて、タイトルで何のお話か分かるでしょうか? こんにちは、えと社会保険労務士事務所の食いしん坊担当です。京都は梅も咲いて、一気に春めいてきました。食いしん坊的には、もちろん季節ごとに食べたいお菓子がありまして、先日も春のお菓子が食べたい!と思い立ち、とある和菓子屋さんに立ち寄りました。
何種類か並んだ中から選んだのが、求肥で餡を包んで、黄緑色のきなこを振ったお菓子。真上から見ると両端をちょっとつまんだ楕円形のようで、片側は気持ち尖っていて、もう片側は気持ち丸みを帯びているような…少し不思議な形です。持って帰って、お皿にのせようとしたところで、あれ…?となりました。このお菓子、いったいどちらに向けて置くのが正しいのか?で、冒頭のタイトルの状態に。
そろそろお分かりでしょうか、「うぐいすもち」です。別名には春告げ鳥とも呼ばれる、鶯の姿や色を模した春のお菓子。お店によって形は様々のようですが、お茶の席などでも、どちらが頭か尾かで話が盛り上がったりするそうです。また別のお菓子屋さんのご主人は、「それぞれの方に任せてもええかなとも思います、でもそれでは販売する人は困るんでしょうねぇ」とおっしゃっていました。
私は、しばらくお皿の上で、くるくる向きを変えて悩んでみた結果、なんとなく尖った方が左上を向くように置いてみました。でも、悩んだ割にはすぐに食べてしまって、美味しかった!の記憶だけが残りました。季節のお菓子は出回る期間も短いので、気になる方はお早目に。そして是非、うぐいすもちの頭と尾を判定してみてください。