一枚の年賀状
作成日:2020年03月03日(火)
春が迫ってくると近所に桜を見に行こうかなとかワクワクするのですが、今はコロナウィルスのこともありなかなか気軽に外出できませんね。
さて少し前の話になるのですが、一枚の年賀状が届きました。
私は学生時代、春休み期間限定で沖縄のとある離島の民宿アルバイトをしていたのですが
そこのお母さんからの年賀状でした。
初めは5泊6日の旅行に出掛けた先で、そのままアルバイトとして残ったという状態。
朝は毎日5時起き、お仏壇に線香をあげて、その後は全部屋のシーツを洗濯、次のお客さんがくるまでの部屋掃除を済ませる、時間との闘いです。
ほとんど遊びには行けませんでしたが、お昼の1時間だけ休憩となる時間があり、
近くの商店へお菓子を買いに行ったり、自分達でサーターアンダギーを作って食べたり
が唯一の休憩時間でした。
すごく貴重な三線にもさわらせてもらい、見様見真似で練習したりもしました。
お客さんにお酒を用意し、最後はみんなで歌と踊りで一日を終えます。
元々お酒には強い方だと思っておりましたが、ここですごく鍛えられた気がします。
労働環境は過酷でしたがそれ以上に良い経験ができ、とても豊かな時間になりました。
そんな懐かしい思い出に浸れる一枚の年賀状で