許すことの効果
もう師走・・・ジャネーの法則とかなんとか言うらしいですが、近年、ほんっとに1年が早くて困っております。
寝て覚めたら1ヶ月が過ぎ・・・また寝て覚めたらもう1ヶ月が過ぎている・・・そんな感覚で毎日過ごしております。
年末の慌ただしい時節、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、つい最近、動画配信のあるドラマにハマって観ておりました。
主人公が幼少の頃に虐待を受けており、その事実を忘れて成長したものの、ある事件をきっかけに思い出してしまう・・・というようなベタな設定のドラマでした。
最初は、虐待をテーマにしたドラマとも知らず、なんとなく面白かったので観ていたのですが・・・
虐待がテーマだと気付いた頃には、もう引き返せない程にハマっていたもので、結局、最終回まで無事に観ることが出来ました。
そのドラマの中で、主人公のある言葉がかなり印象に残りました。
虐待をしていた相手が、主人公に過去に虐待をしてしまったことを泣きながら謝るシーンがあったのですが、それに対して主人公は、
『私があなたを許すか許さないかは私自身が決めること。私が今後、仮にあなたを許す時が来たとしても、それはあなたのためではなく、私自身のために許すのです。』
と言い放ったのです。
虐待に限らず、人の心や身体を平気で傷付ける相手はたくさんいることでしょう。
(※私自身も他意はなくとも、知らず知らずの内に、誰かを傷付けてしまっているのかもしれません。気をつけなければ…と思います。)
傷付けた相手のためではなく、自分のために許して生きる・・・前向きに心穏やかに生きるための大事な姿勢だなぁ・・・とドラマを観て改めて実感した次第です。
コロナウイルスの感染者数も大幅に減少しているものの、まだまだ予断は許さない状況ですが、皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
皆さまにとって、来年もより輝かしい一年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。