算定基礎の社会保険料反映は9月分の保険料から
こんにちは、スタッフの小林です。
9月は社会保険料の改定の時期です。給与計算を担当されている方は社会保険料が変更になりますのでご注意くださいね。
7月に提出した「算定基礎届」に基づいて決定された標準報酬月額に従って、毎月の給与から差し引く社会保険料の金額が決定され、原則1年間この社会保険料が適用されることになります。
また、同じタイミングで厚生年金の保険料の料率も引き上げられおり、新しい保険料額表で社会保険料を算定しないといけません。参考に以下の年金機構のサイトをご覧ください。
http://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2016/201608/0829.files/1.pdf
さて、この新しく決定される社会保険料ですが、9月分の保険料から変更となります。
ここで確認しておくべきポイントは、9月分の保険料を差し引くのは何月に支給の給与かというところです。
給与から差し引く社会保険料が翌月引きなのかそれとも当月引きなのかというところで社会保険料を変更するタイミングが変わってきます。
整理すると
給与から差し引く社会保険料が翌月引き → 10月支給の給与から変更
〃 当月引き → 9月支給の給与から変更
となります。原則は「翌月引き」ですが、実務上はどちらも見かけます。
自社の給与計算の方法がどうなっているのか、このタイミングでご確認いただければと思います。